認知症と脳の仕組みの関係
Q: 認知症とはどのような障害ですか?
A:認知症は脳の障害です。
人の脳の仕組みは、下図のように大きく分けて2つの組織があります。
認知症は、新しい皮質に何らかの障害が発生するために起こる状態です。
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新しい皮質: 考える、覚える、理解する、計画する、表現する等学習しながら身に付けていく働き(理性)
古い皮質: 怒り、恐れ、快感、不快等学習しなくても身に付く働き(本能)
認知症は、主に理性をつかさどる組織に障害が起こるが、人としての本能は侵されていないため、感情は生き続けています。
例えば、嫌なことに遭遇する→不快であると感じる→だが、それを表現する理性の部分に障害がある→不快であるという適切な表現ができない→便をいじる・興奮する・無表情のままでいる等となってしまう。
決して、快・不快が分からないのではなく、それをかんじても適切な対処や表現が困難な状態に陥ってしまっているのです。
また、認知症は脳の変性ばかりでなく、例えば、生活環境の変化、食事・排泄・入浴等基本的生活介護の不十分さ、画一化された場所、役割の喪失、人間関係の喪失等が重なることによっても、心身不安を高めてしまい、進行を早めてしまう場合があります。
認知症の理解は、医学的側面ばかりではなく、身体・精神・環境等いろいろな角度・視点から見つめていくことが重要です。
参考「認知症のパターン」(竹内教授の分類をもとに整理)
①葛藤型: 老いた自分に出くわすことで、葛藤・混乱を起こしてしまう
②回帰型: かつての自分らしさを取り戻そうとする
③遊離型: 現実から遊離して、自分の世界に閉じこもってしまう
